交通事故をおこし相手に後遺症。慰謝料を銀行ローンとキャッシングで借金

43歳 息子が自転車事故を起こし多額の賠償を請求されキャッシングと銀行ローン

 

  • 名前:河原 博之(仮名)43歳
  • 性別:男性
  • 職業:大手製薬会社
  • 借り入れ先:楽天カード、YAHOOカード、銀行ローン
  • 借入件数:3件
  • 利用時期:2009年10月〜2011年3月
  • 当時の年齢:39歳〜40歳
  • 当時の借金の合計額:180万円

 

私はサラリーマン家庭に生まれ育ち、取り立てて優等生ではありませんでしたが、大した問題も起こさない
ごく平凡な学生生活を過ごし大学を卒業、製薬会社に就職しました。仕事は深夜まで及ぶ事が多い上に特に趣味もなく、
ブランドにも興味はなかったので給料を散財するような事はありませんでしたが、同僚や上司に誘われると断る事が出来ず、
付き合いで飲みに行ったり麻雀のメンツに加えられる事は多かったです。そのため独身の間は借金こそありませんでしたが
、貯金をする事は出来ませんでした。どちらかというとノンキな性格で、自分の給料の額ぐらいは把握していましたが、
天引きの内容とか細かい流れはサッパリで、お金への執着も薄かったと思います。

 

26歳の時2つ下の妻と結婚、アパレルメーカーに勤務していた妻は結婚後も仕事を続けたいという希望でしたので
共働きして貯金をする予定でしたが、私が自損事故を起こしてしまい、急遽車を買い替えなければならなくなったのです。
マイホームを購入するために積み立てていた頭金を、車購入に振り替えて車を現金で購入、再び貯金がなくなりましたが
私達夫婦に危機感はなく「2人とも働いている訳だし、子どももいないんだからまたすぐ貯金出来るでしょ」と軽く考えていました。
妻もどちらかというと、家計簿を付けたりしてお金の流れをしっかり把握するタイプではなく、
仕事帰りに待ち合わせて夫婦で外食する事も多かったです。

 

そんな状況の中、妻が妊娠を機に退職、専業主婦になってからは思うように貯金出来ないまま、
私が30歳の時長男が生まれ4年後に次男が誕生、妻は2人の子どもの子育てに追われました。
それでも家計を預かっていた妻は、私の給料だけでなんとか毎日の生活を切り盛りし、赤字を出さず乗り切ってくれていて、
下の子が小学校に入学したら学童保育を利用して妻も仕事に復帰する予定でした。

 

ところが、我が家の経済をひっくり返すような大事件が起こりました。2009年、当時小3だった息子が、
サッカー少年団の朝練に向かう途中、遅刻しそうになって自転車のスピードを上げ、
犬の散歩をしていた人に後部からぶつかってしまい、相手の方は激しく転倒、全治3ヶ月の大ケガを負わせたのです。
その上ぶつかりどころが悪く、相手の方には生涯足を引きずる後遺症が残ってしまいました。

 

その方はまだ24歳、保育士で結婚前の女性でしたが、仕事も辞めなければいけない状況になってしまったのです。
我が家は、自家用車のほうは保険に入って万全の備えをしていたのですが、補助輪が取れ新しい自転車に乗り始めたばかり、
まだまだ運転が未熟な長男の為に自転車の保険に加入する、という配慮はしていなかったのです。

 

休日の少年団という事で、学校の保険も使えなかったので、相手の方の入院費、手術代、
相手が働ければ得られたであろう収入などを見積もった金額として3600万円もの金額を請求されました。
全く貯金の無い状況の中、相手側との話し合いの結果、月々10万円分の給料を差し押さえ、
35年間払い続けるという書面を交わして和解が成立しました。

 

妻はすぐに仕事に就きましたが、もともと余り丈夫でない次男はすぐに熱を出すなどして幼稚園から呼び出される事が多く、
また入院している相手の方のお見舞いやリハビリの手伝い、買い出しに洗濯といった雑務を一手に引き受けていたため、
思うように外で働く事が出来ず、結局退職の道を選びました。

 

次男が小学校に入るまでの1年半、10万円の差し押さえで減った生活費の穴埋めをするため、
私はクレジットカードを申し込み、キャッシングして生活費の足しにする事でなんとか乗り切ろうと努めました。
選んだカードはよくネットショッピングで利用していた楽天です。とは言ってもいつも支払いは着払いにしていたので
カードを作るのは初めての経験でしたが、幸いカードはすぐにつくる事が出来ました。
しかし今まで一度もショッピングもキャッシングもカード利用をした事がない私は、クレジット会社から信用がなかったようで、
最初のャッシング枠は10万円しか用意されておらず、すぐ限度額に達してしまいました。

 

けれども、ホームページで限度枠引きあげを申し込むとあっさりOKが出て、ついつい50万円まで借り入れてしまいました。
しばらくは返しては借りる、を繰り返しましたが結局もう1枚、新規にカードを作る事にしました。
次に選んだのもやはりネットで良く利用するサイトのカードでした。ヤフーのカードを申し込むとこれもすぐに作る事が出来て、
2枚目という事で限度額も最初から30万円付いていました。

 

しかし、次男の入学準備で出費が重なったり、結婚式ラッシュの時期などがあって、
あっという間に2枚とも限度額に達してしまったのです。今まですべて現金で払ってきていたのですが、
一度使いだすとカードの魅力に取りつかれ、収入が減った分の埋め合わせと精神的なストレスの反動で、
買わなくてもいいものまで購入するようになってしまいました。

 

このままでは、10万円の支払いに加えカード返済で家計が破たんしてしまう。
今までお金について真剣に向き合ってきた事がない私も、ようやく我が家の財政に危機感を持ち始めました。
それはクレジットカードを作って1年が過ぎた頃でした。

 

付き合いのある地元銀行のフリーローンが、検査が厳しくなくて金利も低い事が分かり早速100万円借り入れを申し込み承認されました。銀行ローンを利用して、楽天カードとYAHOOカードのキャッシングを完済し借金を一本化しました。

 

 

この段階で銀行ローンは15%で、返済は3年払いで月々1万7000円、楽天カードでは50万円借りて月々の払いが3万円、
YAHOOカードでは30万円借りで2万円ずつ合わせて5万の返済だったので、
キャッシングの返済をしていた時よりも月の支払い金額を3万円以上おさえる事が出来ました。

 

ちょうど次男が小学校に入学するタイミングと重なったので妻も就職する事が可能になりました。
学童保育を利用する事で、妻も安心して働く事が出来るようになり、我が家の経済状況は一気に解決に向かい始めました。

 

相手の方への返済の道のりは気が遠くなるほど長いですがそれでも、一筋の光が見え始めた気がします。
これからは子ども達の学費を用意しなければいけませんが、もう安易にクレジットに手を出したりせず、
以前のように現金払いで堅実に過ごしていこうと思います。

 

もしあのままクレジットカードを使い続けていたら、子どもの未来を思い描くどころか、
子どもが起こした事故を逆恨みして心のねじ曲がった人生を送っていたかもしれません。
何よりも、被害を受けた方への返済を滞らせる事態を招いていた事でしょう。

 

クレジットカードで現金を引き出していた頃は、まるで自分の貯金のような不思議な感覚に陥り、借金である事や返済しなければいけないものなのだという事がすっかり抜け落ちてしまっていました。

 

この経験によって、人生には、突発的で思いもよらない出来事が起こる可能性があるという事、そしてそれに備えるために出来る時にしっかり貯金する、現金で買えないものは欲しがらないという事を肝に銘じました。

 

妻も、お金の流れを把握するために、家計簿を付け始め少しずつ貯金額を増やしているようです。

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